技術の伝承(人材の確保と育成)

 健康とは、病気でないとか弱っていないということではなく、肉体的にも精神的にもそして社会的にもすべてが満たされた状態にあることを示します。健康であることのメリットとしては

 ①働きやすい・従業員に優しい会社=イメージアップ

 ②急に休まれる、それを他の人がカバーするなどが生じない生産性の向上=業績アップ

 ③医療コストの削減

 などが挙げられます。

 そのような経営手法を健康経営と呼び、当社では従業員が「からだもこころも」ともに健康的であるように、長時間労働や職場環境(人間関係)の改善に取り組みはじめました。簡単なことからノー残業デーの設定や歯科検診の実施や運動機会の増進など無理のない、強制的でないことから着手しました。最近の学生は働きたい企業の一番の条件に「従業員の健康や働き方に配慮している企業」と回答しているようです(図‐5)。

 「サン・シールド版働き方改革」として、昨年から営業・工事・工場の部署で情報の共有と、それを「いつでもどこでも」利用できるようなシステムの構築をおこないました。このようなシステム導入により3M(ムリ・ムラ・ムダ)が明確化され改善できたことと、ワークシェアリングによる従業員の負担軽減につなげていく考えです。

 ハード面の改善としては当社が保有するラムサスシリーズの従業員の負担軽減対策です。ラムサス工法はその特徴から、礫や巨石・粗石地盤が対象となることが多く、坑内でそれらの処理が困難です。機内が狭隘な800型とラムサスシリーズ最大サイズの2600型の両掘進機を機内の無人化を目指すなど改良し、負担軽減と生産性向上につなげます(図‐6)。

先述したi-Construction技術、開発したMixed Reality技術など新しい技術も導入すると同時に、従業員が入りやすくて働きやすい企業、中長期ビジョンが明確な企業にしたいと考えています。従業員が自分の子どもや親せきなどに「私が働いている会社はやりがいがあって働きやすい会社だよ」と自信を持って推薦できる企業を目指し、企業価値を高めて次の世代につなげていきたいと思います。

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MRを用いた推進工事シミュレータ