DX宣言

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サン・シールド株式会社は1987年(昭和62年)に設立してから現在まで推進工事やシールド工事を中心に工事施工にまい進してきました。
建設、土木業界特有の「一品受注生産」「現場野外生産」「労働集約型生産」によるDX技術導入の難しさに加え、昨今の人口減少や少子高齢化による技術者の高齢化という問題にいち早く対応するために、当社ではデジタル技術を駆使し業界をリードする担い手の確保や若手人材育成をはじめとした働き方改革、生産性向上を成し遂げ、次の世代へつないでいける会社を目指します。

DXを推進する背景

建設業従事者は日本の労働力人口のうち約479万人(2022年現在、当社DX推進室発足時)を占めています。
建設投資が減少の一途を辿っており、若い人が門を叩きにくい労働環境、加えて昨今はベテラン作業員のリタイヤなどますます労働者人口が減少しております。
当社も例外ではなく、仕事をしたくても人がいない状態が続いています。

当社のDX推進年表

2018年3月
開発部発足
2019年3月
AR VR コンテンツの導入検討
2019年7月
下水道展横浜に AR VR コンテンツの出展
2022年4月
DX推進室発足

具体的なDX活用

当社では以下に記しているMR、VR技術を施工管理に導入することで人材育成、生産性向上を目指します。

計画段階での簡単な工事のシミュレーション
敷地内に資機材が配置可能か、架空線や道路幅員など車両が走行可能かの判断、検討
掘進機や資機材などの工場自主検査への遠隔臨場
検査要領の確認や検査、検査データの確認、チェックポイント等の把握
掘進機整備スタッフの教育
部品交換時期の照合や、誤接続の防止、整備マニュアルに基づいた正しい設備手順の習得
現場での施工前、施工中での活用
仮設構造物の配置や設計照査、次工程へ移る際の最終シミュレーション(立坑への掘進機投入シミュレーション等)、トラブルが発生した際のリモートトラブルシューティング
展示会や見学会
施工現場の見学、展示会のプレゼンへの活用

DXを社内へ広める工夫

当社ではDX戦略として「DX推進室」という部署を設置し、社内への更なるDX普及に加え、従来の業務とデジタル技術を組み合わせた新しい技術開発を行っていきます。

社内のDX人材育成
従来の業務に精通した人材が行っている通常業務に、DX技術の提案をして検証し、業務の負担軽減になるデジタル技術の取捨選択を行うと同時にDX人材として育成を行っていきます。
他社との共同開発
DX推進室が先頭に立ち他社と共同開発を行い、新しいデジタル技術の開発、活用方法を提案します。